Hさんの家は代々続くお寺。今まで物置にしていた庫裡の2階を居住スペースに改装しました。
要望は、伝統工法の木組みを活かすこと。具体的には豪壮な丸太梁を見せて各部屋をつくることでした。
弊社では、近藤グループで培った寺社建築のノウハウを活かし、綿密なプランを作成しました。
新たにつくった部屋は、リビング、子供部屋×2、寝室、ご主人の書斎の5つ。他、納戸やクロークを設け、収納も充実させました。
丸太梁と壁に使用したシナ合板との継ぎ目は、梁に付けた溝に合板を差し込んでいくことに。自然の曲線そのままの丸太梁に合わせて合板をカットしていきました。1階玄関からすぐ昇れる階段を追加して動線も良好です。
子供部屋からリビングへ抜ける丸太梁。梁を境に下のシナ合板、上の壁紙ともに、曲線に合わせて丁寧にカット。
担当スタッフ
林善昭
途中プラン変更もありましたが、柔軟に対応させて頂くことができました。
特徴的な建物のリフォームでしたので、完成後は充実感でいっぱいでした。
リビング後の子供部屋。本棚はオーダーメイドで造作。
一番奥の子供部屋。大容量の収納を設置しました。
新しい階段を昇ってすぐのリビングはとても明るい印象です。
琉球畳をはめ込んだ寝室。
アクセントにニッチ棚をオーダーメイドで造作。
丸太梁は構造上切れないので、あえて潜り戸風のドアに仕上げました。