個性や人間性が重要なビジネスになるほど、オフィスはその個性を十分に引き出されたものであることが求められます。
とはいえ、見た目ばかりを追い求めて、利便性を欠いてしまっては、意味がありません。
限られた空間を、どれだけ生かせるかを第一に考え、個性と利便性の絶妙な調和をデザインしました。
壁の奥行き空間にオーダーメイドのリビングボードを配し、収納と飾りスペースを確保。
全体的な空間は白を基調として、広がりのある印象に仕上げました。
リビングから、ガラス越しにデザインした対面型キッチン。
特に収納は、電子レンジ台などを引き出し型にするなど利便性に配慮しました。
普段は壁と一体となった玄関収納は、必要な時に引き出せる構造に。
廊下にあるクローゼット扉は折り返すと全身鏡があらわれ、少し離れて簡単に身だしなみをチェックできます。
大きく強調された洗面とステンレス天板で、クールモダンな印象の仕上がり。
小物などは、鏡を扉にした収納で整理して生活感を感じさせません。
腰の高さのところに採光窓を配したトイレ。
とかく暗さを感じがちな空間も基調色の白によって、空間全体の明るさと清潔感を醸し出しました。
MS ARCHITECTS 一級建築士事務所
建築家
増田 健二
建築家
中渡瀬 拡司